授業科目: 知識処理概論I (2単位) Knowledge Processing I |
対象:3,4学年 | |
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第1学期 | 曜・時:水1・2 | 担当教官: 西原清一 |
週別授業計画
教材:
板書・スライド、および必要に応じてプリントを配布
概要:
知識処理を主体とする非数値的な問題をコンピュータ上にモデル化し、 その解決システムを構築するための方法について、基本的な事項を講義と 演習で学ぶ。
学習・教育目標:
知識処理における基本事項、とくに、非数値的な問題のモデリングの 方法を学んだ後、問題解決のための解の探索のアルゴリズムを体系的に習得する。
授業計画:
週 | 講義内容 |
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第1週 | 1. 知識処理の基本概念 知識と知能,科学的/工学的意義,問題解決と推論,問題のモデル化 |
第2〜3週 | 2. 状態空間モデルと問題解決 状態空間モデル,グラフ表現,組合せ爆発,解空間の探索,組合せ探索 |
第4〜5週 | 3. 基本探索技術 盲目的探索,縦型探索と横型探索,反復深化,探索のためのデータ構造 |
第6〜7週 | 4. 最適解の探索 評価関数の導入,最適化問題,組合せ最適化,最適順路,分枝限定法 |
第8週 | 5. ヒューリスティクス ヒューリスティクス関数,山登り法,最良優先探索,A(A*)アルゴリズム |
第9週 | 6. 制約充足パラダイム 制約充足問題,知識/プログラミング法としての制約,制約ソルバー,応用例 |
第10週 | 7. 知識表現と推論 種々の知識表現法,手続き的と宣言的,種々の探索・推論法,系統的と確率的 |
参考書等:
「人工知能の基礎知識」太原育夫(著),近代科学社(1988)
「 知識の表現と高速推論」石塚 満(著),丸善(1996)
「人工知能の基礎」馬場口登・山田誠二(共著),昭晃堂(1999)
予備知識・前提条件:
とくに無し
オフィスアワー:
第1回目の授業で伝える
成績評価:
成績評価は、演習の成績、出席率などを総合的に判断して行う。詳細は最初の講義において説明する。
教官メールアドレス: